| 「障害者自立支援法」完全実施に伴う市の基本姿勢 |
今、人々の生存権が侵されつつあります。ほかならぬ、国、そして自治体の政策によって。
私は、このような事態を放置しておくことができません。
私の２期目の議員活動も１期目に引き続き、市民の立場で行政をしっかりとチェックし、おかしいことは「おかしい」と言い続け、誰もが当たり前に暮らせるまちづくり、「どの人も幸せに生きる権利」を保障するシステム作り、差別を許さないための制度づくり、困難な状況に陥ったときの救済制度づくり、などを実現することに重点をおき、精一杯努力してきました。弱者切捨てを許さず、当事者（しょうがいしゃ・一人親・高齢者等）主権の確立を目指して努力してきました。
これからも、多くの人々と手を携えて、また支えられて、頑張っていきたいと思います。
１２月議会の一般質問で、私は、福祉問題（「障害者自立支援法」完全実施に伴う国立市の基本姿勢の確認、国の税制改正に伴う市税増収分の使い方について、その他）、教育問題（子どもの人権オンブズマン制度の導入検討の進捗状況、その他）、職員の待遇問題（嘱託員の待遇等の実態調査について）、まちづくり問題（六小用地費の問題、バリアフリーのまちづくり）等について質問しました。
このうち、「障害者自立支援法の完全実施」に伴う問題については、国立市の基本姿勢が、「しょうがいしゃを国立市民として認め、市民としての生存権を保障する」というものであることを確認しました。そのために、「（個々のしょうがいしゃに対するサービス支給量の決定を）国の方針にとらわれることなく、個々の人の実情に応じて決定する」「サービス支給量の最低限を現在の支給量と同じにする」方針であることなどを確認しました。
また、国の高齢者いじめの税制改正に伴う市税収増（１億２６００万円）の使途について、「高齢者福祉に還元すべきではないか」と質問しました。しかし、市は「財政が厳しいことを理解していただきたい」として、そういう考え方がないと答えました。
なお１２月議会では、『ＪＲ中央線、国立駅にストレッチャーが入れるエレベーター設置化に関する陳情』が全会一致で採択されました。これを受けて市はＪＲと交渉を始めます。私は、国立駅のみならず、矢川駅、谷保駅に設置される予定のエレベーターにも、救急車のストレッチャーが入るエレベーターの設置を求めてこれからも働きかけていきます。【写真】高架化後に設置予定のエレベーターは13人乗りということで、同じ規格のエレベーターのある東小金井駅に行ってみました。これではストレッチャーは入りません。